詳しくは次のページから.
以下引用です.
イベント名: 生物学史研究会「ロマン主義的想像力の中の科学理論」 (西澤満理子氏)
開催日: 2015/12/19
公開対象: 公開イベント
担当者:奥村大介
今回の生物学史研究会では, ドイツ・ロマン主義の作家アヒム・フォン・アルニムについて, 独文学研究者の西澤満理子さんにご発表いただきます. 従来, 文学・絵画・音楽など芸術領域で検討されることの多かったロマン主義のなかに反映した同時代の科学理論を検討することで, <ロマン主義における自然科学>のみならず, <自然科学におけるロマン主義>という問題を検討する貴重な機会となるでしょう. 多くの皆様のご来場をお待ちしております. (研究会担当:奥村大介)※会場や配布資料の準備のため, 下記のフォームよりご登録いただければ幸いです.
登録フォーム: http://goo.gl/forms/G1hKp1xzOWロマン主義的想像力の中の科学理論:アヒム・フォン・アルニム『エジプトのイサベラ』に見られる引力・斥力理論の影響について
西澤満理子氏 (東京大学大学院 総合文化研究科 言語情報科学専攻)日時:2015 年 12 月 19 日 (土) 15:00~17:30 (参加無料. どなたでもご参加いただけます)
場所:東京大学駒場キャンパス 14 号館 3 階 308 号室 (※京王井の頭線「駒場東大前」駅下車, 渋谷寄り改札を出て正面手前に構内案内板があります)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_13_j.html主催:日本科学史学会 生物学史分科会
[概要]
ドイツ・ロマン主義の作家アヒム・フォン・アルニム (1781~1831) は文学者でありながら科学者としての一面を持っており, 初の出版物は「電気現象に関する試論」 (1799) であった. アルニム自身, 自然科学と芸術を繋げようと試みたことがあり, アルニムの科学者としての面と文学者としての面の接続を試みる先行研究は存在している. しかし, 文学作品にアルニムの科学者としての一面がどのように反映されているかを具体的に考察する試みはほとんど行われてこなかった. 今回の発表では, 1812 年に出版された『エジプトのイサベラ』を取り上げ, アルニムが「電気現象に関する試論」で展開した引力・斥力理論がどのように作品に反映されているか分析を行う. また, 科学理 論を用いて『エジプトのイサベラ』を読解することで, グリム兄弟によって批判されたアルニムの「ずらし」の意図や, 「構成力がない」と低評価された物語展開の背後にある一貫性を明らかにする.[文献]
・本発表の参考文献
アヒム・フォン・アルニム『エジプトのイサベラ』深田甫訳, 国書刊行会, 1975 年
イマヌエル・カント「自然科学の形而上学的原理」『カント全集・第 10 巻』高峯一愚訳, 理想社, 1966 年
宮田眞治「<実験>のゆくえ: A ・ V ・アルニム, J ・ W ・リッターの場合」『シェリング年報』 15 号, 2007 年
・発表者の著作
西澤満理子「老いることができなかったハンバート:ナボコフ『ロリータ』における時間と空間の問題」『世界文学』第 121 号, 2015 年主催: 日本科学史学会 生物学史分科会
受付期間: 2015/12/16 ~ 2015/12/19
参加費: 無料
URL: http://goo.gl/forms/G1hKp1xzOW
開催場所: 東京大学駒場キャンパス 14 号館 3 階 308 号室
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