2016-01-16 — 2015-01-17 研究するモノに三次元を-SfM/MVS を用いた考古資料計測 Workshop 第一回 文化財方法論研究会 奈良

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以下引用です.

イベント名 研究するモノに三次元を-SfM/MVS を用いた考古資料計測 Workshop 第一回 文化財方法論研究会
開催日: 2016/01/16 ~ 2016/01/17
公開対象: 公開イベント
担当者:金田明大
新しい計測方法を研究者の手に

研究の進展により, 発掘調査において取得すべき情報は増加の一途をたどっています. 情報取得の高度化は調査担当者が全ての情報取得を網羅することを困難と し, 作業の分業化により, 練熟した補助者が記録をおこなう状況も一般的になりました. この状況は, 研究や技術の進展に応じた当然の帰結かもしれません. し かし, 忘れてはならないのは, 発掘調査における情報取得と記録の取捨選択の重要性です. 専門知識を有する担当者が現地で情報を取得し, 記録することは必須 です. 従来の方法では, 現場の情報を取捨選択して時記録する方法は手書きによる方法しかありませんでした. 空中写真測量をはじめ, 多様化した近年の計測手法で あっても, 成果が戻ってくるまでのタイムラグが長く, 現場で成果を確認したくても既に実際の遺構はない, という状況も良くあるかと思います. 現場での確認 ができない, このジレンマを御理解いただける方もいらっしゃるのではないでしょうか. 発掘調査は遺跡の破壊という面を持っていることは否定できません. だからこそ情報の取得とそれを残すことに最善の努力がはらわれていると思います. しかし, そのようにして残される唯一 (かもしれない) の情報の作成が研究者の手から離れていく, それでいいのでしょうか.

誰でも出来る方法を

考古資料の計測は研究の基礎であり, 調査や研究において不可避な作業です. 方法があったとしても, 利用に障壁が高い方法では, 意味がありません. 誰でも出来る方法が基礎にあってこそ, 意味があります. もっとも, 必要なところでは予算を獲得し, 専門家に任せるべきところも多くあります. しかし, 日々抱えている問題を少しの工夫でもし解決可能であるのなら, その方法を共有し, 利用を進め, また洗練させていくことも必要なのではないでしょうか.

SfM/MVS の利用

立体物である考古資料を記録するのに最も良いデータはやはり三次元データでしょう. そして, 上述した課題に応える手法が近年いくつも表れてきています. そのひとつが ComputerVision 技術の中の SfM/MVS と呼ばれる技術です. SfM (Structure from Motion) は複数視点からの画像を元に, 画像の撮影位置と撮影物の三次元的な関係と形状を復元する方法であり, MVS (Multi-view Stereo) は得られたカメラ位置などのパラメータから高密度の点群を生成する方法です. この技術を利用してカメラとコンピューター, それにソフトウェアがあれば, 対象物の三次元情報を取得することが可能です. もっとも, 文化財への利用には問題点や 課題もまだまだ多く存在すると思います. 精度や利用方法など, 問題はまだまだ山積みです. しかし, これらの問題に取り組むためにも, 多くの人が利用し, 考 えていくことが必要と考えます. 今回の研究会・ワークショップでは, SfM の利用を進めている事例紹介や, 利用方法の紹介を通じて, 手法の有効性の検討や利用の普及を進めていくことが目的です. 我々もまだまだ勉強中です. 気楽に皆で楽しみながらできれば幸いです.

主催: 文化財方法論研究会, 奈良文化財研究所
受付期間: 2015/11/17
参加費: 700 円
定員: 初日 (研究会) 40 名, 二日目 (ハンズオン) 30 名
URL: https://atnd.org/events/71886
開催場所: 奈良文化財研究所平城宮跡資料館講堂・小講堂

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